年末年始は口腔トラブルに注意!口腔ケアのポイントまとめ

こんにちは。
湘南台中央デンタルクリニック、院長の節です。
皆様は定期的に歯科検診を受けていますか?「毎日きちんと歯みがきをしているから、受けなくても大丈夫」と思っている方は要注意です。確かに、毎日の歯みがきは重要ですが、それだけではむし歯や歯周病を予防することはできません。
特に年末年始は、イベントが続くことで歯みがきがおろそかになりやすく、口腔トラブルのリスクが高まる時期です。
今回は、いつまでも健康な歯を保つために重要なセルフケアと歯科医院のプロフェッショナルケアについてお話します。
毎日の歯みがきを見直そう
歯みがきは毎日の口腔ケアに欠かせない習慣ですが、実際には汚れを完全に落とすことは難しいものです。特に、歯と歯の間や歯の根元、奥歯などはプラークや食べ物のかすがたまりやすく、むし歯や歯周病の原因になることがあります。
そこで、次のポイントを意識しながら、毎日の歯みがき方法を見直してみましょう。
口腔ケアに欠かせない歯ブラシ
歯ブラシ選びのコツ
使用する歯ブラシの種類も、口腔ケアの効果を左右します。
硬すぎるものは歯ぐきを傷付けることがあるため、「普通」または「やわらかめ」の歯ブラシを選びましょう。特に、歯みがきの力が強い方、歯ぐきが弱っている方、知覚過敏がある方には「やわらかめ」をおすすめします。
効果的なブラッシング方法
歯ブラシを使うときは、毛先がしっかり歯の表面や歯ぐきに当たるように意識し、1本1本の歯をやさしくブラッシングしましょう。
歯ブラシの交換の目安
歯ブラシは毛先が広がっていると汚れを除去する効果が弱まるため、1か月に一度を目安に、歯ブラシを交換することをおすすめします。
歯ブラシ以外の口腔ケアグッズ
毎日の歯みがきに、次の口腔ケアグッズも取り入れてみましょう。
歯間ブラシ・デンタルフロスを使い分けよう
歯間ブラシは、針金にナイロン毛をつけたものやゴム製の小さなブラシで、歯と歯の間に残ったプラークや食べ物のかすを取り除くことができます。歯と歯のすき間が広い場合に適しています。
デンタルフロスは、細い糸状の器具で、歯と歯の間に差し込み、そこにたまったプラークを絡めとります。歯ブラシの毛先や歯間ブラシでは届かない部分の汚れを取り除くことができます。
舌専用ブラシで口臭・感染症予防
舌の表面の白い汚れ(舌苔)には多くの細菌が付着しており、その細菌が口臭や誤嚥性肺炎などの感染症の原因になることがあります。
舌専用ブラシを使って舌苔をやさしく除去することで、口臭を予防するとともに、全身の健康を保つことができます。
歯科医院でプロフェッショナルケアを受けよう
毎日のセルフケアに加えて、定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを受けることも大切です。
定期歯科検診で早期発見・早期治療を
歯科検診では、むし歯だけでなく、歯ぐきの状態や咬み合わせなどもチェックします。定期的に受診することで、口腔トラブルの早期発見・早期治療につながります。結果として、患者様の経済的・時間的負担や歯そのものへの負担を軽減できます。
スケーリングで歯石を除去
スケーリングは、歯にこびりついた歯石を専用の器具で丁寧に除去する処置のことです。
歯石は、歯みがきで落としきれなかったプラークが唾液の成分と結びついて石のように硬くなったものです。一度形成されると、歯ブラシでは除去できません。
歯石を放置するとむし歯や歯周病の原因となり、口腔内全体に悪影響を及ぼします。そのため、定期的に歯石を取り除くことが大切です。
PMTCで着色汚れを解消
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯の表面についた汚れや着色を専用の機器で取り除くクリーニングのことです。
コーヒーや紅茶、たばこのヤニなどによる着色汚れも、PMTCによって改善できます。
健康な歯を守る3つのポイント
健康な歯を守るためには、日々の正しい歯みがきと定期的な歯科医院でのプロフェッショナルケアが欠かせません。次の3つをぜひ実践してみてください。
- 毎日の歯みがきを丁寧に行い、歯間ブラシやデンタルフロス、舌専用ブラシなどの口腔ケアグッズを利用する
- 3ヶ月に一度は歯科医院での検診を受け、クリーニングを受ける
- 違和感や痛みを感じたら、我慢せずに早めに歯科医院に相談する
当院では、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせた治療やメンテナンスを行なっています。「最近、歯科検診を受けていない」という方こそ、ぜひお気軽にご来院ください。
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