むし歯・歯周病予防は菌活から!口腔内の善玉菌を育てるポイント

こんにちは。
湘南台中央デンタルクリニック、院長の節です。
最近、「腸内フローラ」という言葉をよく耳にしますよね。
実は、私たちの口腔内にも「口腔内フローラ」と呼ばれる複雑な細菌生態系が広がっています。この口腔内フローラのバランスを整えることは、むし歯や歯周病に負けない健康な口腔環境を作るうえでとても重要です。
そこで今回は、口腔内フローラの仕組みや口腔内細菌の働き、そして「プロバイオティクス」の活用法についてお話しします。
口腔内フローラとは
口腔内には、多種多様な細菌が存在しています。これらが密集している様子がお花畑(フローラ:flora)のように見えることから、「口腔内フローラ」と呼ばれています。細菌の生息場所は、主にプラークや唾液、舌苔(ぜったい:舌の表面の白い汚れ)です。
これらの細菌は、その性質によって「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに大きく分類されます。
【1】善玉菌
口腔内の環境を健康に保つ働きがあり、むし歯菌の働きを抑えて歯を守ったり、歯周病菌の増殖を防いで歯ぐきの炎症を抑えたりします。代表的な善玉菌として、「ビフィズス菌」と「乳酸菌」があります。
【2】悪玉菌
口腔内で過剰に増殖すると歯や体に悪い影響を与え、さまざまな病気を引き起こす細菌を指します。代表的な悪玉菌として、むし歯の原因となる「ミュータンス菌」や、歯周病を進行させる「ポルフィロモナス・ジンジバリス菌」などが挙げられます。
【3】日和見菌
善玉菌と悪玉菌のうち、どちらか優勢な(多い)方に加勢して、その働きを助けます。
善玉菌を増やすポイント
善玉菌を増やすためには、毎日の食生活の見直しが効果的です。発酵食品(ヨーグルト、納豆、味噌など)や食物繊維が豊富な野菜や果物は、善玉菌のエサとなるため、積極的に摂ることで、善玉菌が口腔内に定着しやすくなります。
さらに、よく噛む習慣を付けることで、唾液の分泌が促進され、口腔内の洗浄が促されます。これにより、善玉菌が活動しやすい環境が整います。
一方で、口腔内が乾燥すると悪玉菌が増えやすくなるため、こまめな水分補給や鼻呼吸を意識して、口腔内のうるおいを保つことも大切です。
プロバイオティクスの活用
プロバイオティクス(probiotics)という言葉を聞いたことがありますか? 少し難しく感じるかもしれませんが、これは、ここまで説明してきた「善玉菌(体によい働きをする生きた微生物)」のことを指します。
プロバイオティクス(善玉菌)を継続して摂取すると、悪玉菌の増殖を防ぎ、歯ぐきの炎症や腫れを抑えることで、歯周病のリスクが下がることが期待されています。ただし、あくまでも補助的なものとして、普段の口腔ケアにプラスして活用することが大切です。
たとえば、「プロバイオティクス配合」と書かれたヨーグルトなどの食品や歯みがき剤を利用すると、手軽に取り入れることができます。
口腔内フローラのバランスを保つために
口腔内フローラのバランスを保つには、食後の丁寧な歯みがきやうがいなど、毎日のケアで悪玉菌(むし歯菌・歯周病菌)を増やさないことが基本です。しかし、殺菌作用の強いうがい薬を使いすぎてしまうと、善玉菌まで減らしてしまう恐れがありますので、使用頻度に注意しましょう。
当院では、歯科検診で口腔状態を丁寧にチェックし、専門的なクリーニングによってプラークや歯石にひそむ悪玉菌を徹底的に除去します。また、口腔環境を健康に保つために、食事内容や食事習慣についてのアドバイスも行なっています。どうぞお気軽にご相談ください。
初診WEB予約
「湘南台中央デンタルクリニック」にご相談ください

